2004年01月15日

演劇と企業

この仕事をしていると、公演に対してのタイアップの案件がいくつがみたりする。
たいていは媒体社がもっているかなり大規模な公演に対しての冠協賛であったり
協賛だったりする。

驚くべきはその金額である、詳しくは記載できないがかなりの金額である。
企業としてはチケットや貸しきり公演、広告を打つ際に協賛企業として
掲載や当日での物販やパンフへの広告掲載などが主である。

企業にとってその価値とはなんだろうか・・
考えた場合下記のようなものであろうか

1.来場者に対する企業名の表示
2.プレミアム商品の獲得(チケット、貸切販売)
3.マスへの表示(新聞広告、TVCF)
4.その他

さて、企業がどこにメリットを感じるのであろうか・・
私自身この作業はやったことがないためどのような企画書をもって、企業をせっとくしているのかはわからないが、ただ1つポイントとして私が面白いなと思ったのははこういった公演は来場者が裕福層に入る方の割合多いということだ。

また、こういった芝居をみてよく思うのは出演者がCFやイメージキャラクターにでている企業の協賛がおおかったりする。
(やはり相乗効果をねらってのことだとは思うが・・)

多大な金額にたいするペイがどれくらいのものと想像しているのか・・興味のあるところである。

近頃では小劇場で「劇CM」なるものも行われていた。
どちらかといううとこちらのほうがわかりやすかったようなきがする。
役者がじかに商品を説明、かつ雑誌との連動。
恐らく年齢層に合わせた企画である。
たしか値段も1000万アンダーでお徳ような気がする。


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私としては、キャパレベル500に満たない劇団が広告費をもらいチラシに広告をいれていたりするのが反対である。

理由は2つ
1.広告効果があるとは思えない。広告主に悪い
2.チラシのデザインが崩れる。

自分達の公演を成功させる為、資金を集めることは重要である。
ただ、むやみやたらに広告主をあつめるのでなく両者が「ウィン・ウィン」でありえる関係をいかに作れるか・・それが企業と演劇のよりよい関係ではないだろうか・・

投稿者 Sanma : 2004年01月15日 20:16 | トラックバック
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